3 Apr 2007

Japan Biofuel News

路線バス利用促進へ実験 市が新年度 需要対応型 BDF利用 マイカー転換/帯広
http://www.tokachi.co.jp/kachi/0703/03_25.htm
帯広市は新年度、市内のバス事業者など6団体と共同して、利用が低迷する路線バスの利用促進実験を計画している。需要対応型バス網の構築・試験運行とバイオディーゼル燃料(BDF)利用実験、マイカー利用からの転換戦略の3本柱の取り組みで、総合的に利便性と効率性の向上を目指す内容。国の地球温暖化対策の補助事業に申請しており、5月にも国段階の審査が行われる。
市などが計画するのは「寒冷地に適応した省エネ型路線バスシステムに関する実験事業」。社団法人「北海道開発技術センター」(札幌)を中心に、十勝バス、拓殖バス、毎日交通、大正交通のバス事業者4社、BDF精製の更別企業、市が共同で作案した。
同事業は今年度、道運輸局が市内で行った需要予測調査を基に計画。「需要対応型バス網の構築・試験運行」では、十勝バスの「自衛隊・稲田線」をモデル路線とし、需要応答区間の設置、電話、ネットによる予約・位置情報提供システムの構築、公共施設の待合所利用などに取り組む。
BDFは、地域で回収した廃食油から精製してバス燃料に使用。混合率5%から段階的に引き上げ、冬期間の性能実験などを行う。対象路線は自衛隊・稲田線のほか、拓殖バスの「療養所線」「一中線」。マイカー利用からの転換では、省エネ・地球温暖化対策なども訴え、小学校や企業なども含めたキャンペーン活動を行い、公共交通に対する住民意識を高める。
申請する補助事業は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の 「公共交通利用推進モデル事業」。採択されると、事業費約2000万円の全額が補助される。22日に道レベルの審査会が札幌市で開かれ、推薦が決定している。
国、NEDOの審査を通れば、7月にも交付が決まる。担当の市商業課は「3本柱で一体的に取り組むことで効果を期待したい。少しでもバス、公共交通に対する市民の考え方が変わり、バス路線見直しの一歩になれば」と期待している。(小林祐己)


バイオマス燃料、地産地消へ本腰 県チーム、4月から始動/秋田
http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20070331c
地球温暖化対策として注目を集める「バイオマス燃料」の地産地消を進めるため、県は来月から「菜の花バイオエネルギーチーム」を始動させる。バイオディーゼル燃料(BDF)を農機具や公用車などに活用する官民の動きが県内で活発化していることを受け、県も取り組みを本格化。今後2年間で、全市町村に食用油の回収システムを構築させバイオ燃料の普及を目指す。
植物原料のエタノールを混ぜたガソリンや、食用油から再生したBDFなどのバイオ燃料のうち、県が実用化に向けて特に注目しているのがBDF。ごみとして捨てられてきた使用済みの食用油を回収し、不純物や水分の除去、循環ろ過などを行った上で、公用車や農機具、ビニールハウスの暖房などへ活用を図りたい考え。
このため県の新チームでは、全市町村の役場やスーパーなどへの回 収缶設置を支援するとともに、県民に回収を呼び掛けるセミナーや講習会などを開催する方針。また、農業団体や市町村と連携し、減反で生じた休耕田を利用して食用油の原料となる菜の花の栽培拡大を図るという。


車の屋上緑化計画 バイオ燃料供給も
http://response.jp/issue/2007/0401/article93176_1.html
大都市のヒートアイランド対策のひとつとして、建物の屋上に植栽を施す「屋上緑化」があるが、道路を走る自動車の"屋上"緑化が研究されている。東京で試験走行が検討されている。
自動車の屋上緑化は、車体の温度上昇を防ぎ、植物の蒸散作用によって周囲の気温を下げ、さらにCO2も吸収するのが狙い。
植物の種類はサツマイモ。土の量に対して葉が多く、熱や病気にも強い。さらにイモからアルコールを生成すれば、燃料のバイオ化を同時に推進できる。エンジンフードやトランクリッドなど可動面には、芝やツタを植えることが考えられる。
現在知事選中の東京では、某候補がバスの屋上緑化を検討中だそうだ。当選すれば5月4日の緑の日から"グリーンカー"が試験的に走り出す予定。


バイオ燃料使用のチャリティーレース開催 - 米国
http://www.afpbb.com/article/1473714
【ワシントンD.C./米国】4月1日、バイオ燃料を使用した自動車のチャリティーレース「Greaseball Challenge」 がワシントンD.C.からスタートする。同レースには5チームが参加し、飲食店から出る廃油を燃料とした自動車で、中米コスタリカまでの全7242キロメートルにおよぶ行程を走向する。写真はワシントンD.C.で30日、米州開発銀行(Inter-American Development Bank、IDB)の前に駐車された車両。米州開発銀行はGreaseball Challengeを後援している組織の1つ。


燃料で変わる自動車(前編)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/special/070330_bio01/


第9回 ディーゼルエンジンの今後
http://www.nikkeibp.co.jp/lc/eco_shimizu/070403_diesel/


【資源】トウモロコシが燃料へ。バイオ燃料の可能性《1》
http://www.worldwatch-japan .org/NEWS/ecoeconomyupdate2007-5.html


[オピニオン]エタノール戦争
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2007040227438