30 May 2007

Japan Biofuel News

川中島バス 1台にバイオディーゼル燃料導入/長野
http://www.shinmai.co.jp/news/20070526/KT070525ATI090020000022.htm
川中島バス(長野市)は30日から、長野市内の路線を走るバス1台で、温室
効果ガスの削減に貢献するとされるバイオディーゼル燃料(BDF)の利用を始
める。県内では上伊那郡箕輪町が町営バスにBDFを利用しているが、民間会社
が路線バスで使うのは初めて。車体にBDFを燃料にしていることを知らせる広
告を掲げ、環境問題への取り組み姿勢もPRする。
使用するBDFは、同社を含むアルピコグループのスーパーや食堂から出る食
用油の廃油を、廃棄物処理業の直富商事(長野市)が回収、処理して製造。軽油
を燃料とする従来のバスに軽油7、BDF3の割合で混ぜて使う。長野市のJR
長野駅−若槻団地間(約7・5キロ)、同駅−大豆島間(約7キロ)などの路線
に投入する予定だ。
BDFは通常、「ハイオクガソリンより高価」(川中島バス企画営業部)とさ
れるが、専用車両が必要ないこともあって使用を決めた。川中島バスは利用客が
減っている路線バスに親しみを持ってもらう効果も期待、「グループ内で資源を
循環利用できる仕組みになる」と強調している。
県内では、千曲市も6月1日から民間3社に委託運行している巡回バス1台で、
BDFを使う予定としている。


酒造大手のバイオ燃料生産計画/米3万5000トン原料に【北海道】  
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin8/article.php?storyid=1600
酒造大手のオエノンホールディングスなどで組織する北海道バイオ燃料地域協
議会は22日までに、同社が実施主体となるバイオエタノール生産の計画につい
て発表した。苫小牧市に工場を建設し、4年後には年間で約3万5000トンの
米を原料として1万5000キロリットルのエタノールを製造することを目指す。
協議会はこの計画を農水省の「バイオ燃料地域利用モデル実証事業」に応募して
いる。
原料米は当面、ミニマムアクセス(最低輸入機会=MA)米を使用する。実証
試験を進めながら、早期に多収の北海道米へ切り替えることも視野に入れる。北
海道は水田の基盤整備や栽培技術の向上が進み、生産性が高いことなどが理由だ。
農水省の事業実施期間の最終年となる2011年には、エタノール製造量は1
万5000キロリットルを目指す。ガソリンへの混合は石油精製時の副産物と混
ぜる方式を想定しており、エタノールを3%混合したバイオ燃料としての製造量
は年間50万キロリットルとなる。
農水省の採択が決まれば今年度下期に建設を始め、08年度下期に設備全体を
完成させる。08年度は試験製造の100トン、09年度は5000トン、10
年度は1万トンのエタノールを製造する計画。全体事業費は45億円。製造過程
でできる蒸留廃液は、穀物蒸留かす(DDGS)飼料としての活用を検討する。


次世代自動車・燃料はエンジン・燃料・インフラ革新で複合的に推進=経産省
http://today.reuters.co.jp/investing/financeArticle.aspx?type=marketsNews&storyID=2007-05-28T032733Z_01_nTK3170412_RTRJONT_0_MnTK3170412-1.xml&rpc=165
[東京 28日 ロイター] 経済産業省と日本自動車工業会、石油連盟は2
8日、「次世代自動車・燃料イニシアティブ」を策定し、高騰する石油価格や環
境問題への対応として、エンジンや燃料の技術革新、インフラ整備などを複合的
に推進することを打ち出した。
甘利明経済産業相と張富士夫自工会会長、渡文明石連会長が28日朝に懇談会
を開き、合意した。
「次世代自動車・燃料イニシアティブ」では、現在ほぼ100%に近い運輸部
門の石油依存度を80%に低下、エネルギー効率を30%改善させる。経済産業
省では「骨太方針2007に盛り込みたい」(幹部)としている。
具体的には、本格的な電気自動車や燃料電池自動車の普及に向けたバッテリー
開発や水素・燃料電池、クリーンディーゼル、バイオ燃料、2030年までに都
市部の平均走行速度2倍を目指すインフラ整備という5つの戦略で実現を目指す。
次世代バッテリー技術開発プロジェクトには、07年度以降5年間で250億
円、軽油系新燃料研究開発は同240億円、燃料電池研究開発プロジェクトは0
7年度の320億円を今後も同額で実施するなどの予算措置も考えている。
燃料電池自動車は、2030年までにガソリン車並みの価格実現を図るほか、
バイオ燃料は、現在1リットル=150円前後の価格を2015年に40円程度
まで引き下げる方針。 
クリーンディーゼル車では、経済産業省や環境省、国土交通省、自動車業界、
石油業界などが参加し、夏前にも推進協議会を設置。市場導入時の優遇策や政府
調達、新燃料戦略などについて検討を進める。


バイオ燃料40円 経産省 次世代車用で2030年目標
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200705290012a.nwc
経済産業省は28日、自動車関連の2030年までの展望や目標を示した「次
世代自動車・燃料イニシアチブ」をまとめた。イニシアチブは、技術革新によっ
て植物からできた国産バイオ燃料の価格を現行(1リットル160円前後)のほ
ぼ4分の1の同40円に引き下げるとともに、IT(情報技術)を駆使した車社
会の実現を通じて都市部の平均走行速度を現在(東京は時速18キロ)の2倍に
引き上げることを目指すとしている。
イニシアチブは、運輸部門の石油依存度を現状の100%から30年に80%
程度に引き下げ、エネルギー効率を30%向上させる国の目標を実現するため設
定。電気・水素燃料電池自動車や二酸化炭素(CO2)の削減に役立つバイオ燃
料の本格普及とともに、ITを積極活用して渋滞のない社会にすることが必要だ
としている。
また経産省は、水素燃料電池自動車を本格普及させるため、07年度から少な
くとも5年間は国が年間320億円程度の研究開発を継続する必要があると指摘。
1台数億円の現行価格を30年までにガソリン車並み(300万円)に下げる目
標を掲げた。
バイオ燃料に関しては、製造コスト削減を目的に民間と連携を推進するほか、
品質確保に向けた体制の整備を進める。


使用済み天ぷら油で田植え、実験は成功
http://www2.knb.ne.jp/news/20070529_11536.htm
使用済みの天ぷら油から作ったバイオディーゼル燃料で田植え機を動かす実験
が29日県立中央農業高校で行われました。
バイオディーゼル燃料を使っても、機械が通常と変わらず動くかどうかを確か
める実験で、スピードはやや落ちましたが田植えは順調で、実験は成功でした。
トラクターとコンバインに続く実験で、中央農業高校ではバイオディーゼル燃
料が農作業でも十分活用できると、今後の活用に期待しています。

【写真】使用済みの天ぷら油から作った

庶民の味ピンチ…バイオ燃料注目で
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20070527p101.htm

エコカーの本命はディーゼル?
http://response.jp/issue/2007/0529/article95241_1.html

トウモロコシ、食料か燃料か 「茎から燃料」の革命必要
http://www.sankei.co.jp/keizai/sangyo/070528/sng070528000.htm